カビ処理の仕方 ・ 和紙表の手入れ方法
■ カビが発生してしまったら?
◎まず最初に、カビの菌を殺します。
①.消毒用エタノールを、畳が濡れた色になるまでしっかりスプレーします。
※消毒用のエタノールは、薬局で販売しています。
②.乾いたら掃除機で丁寧にカビを吸い取ります。
15分~30分おきしっかりと乾いたら、掃除機で吸う前に、タワシ、ブラシ等を使用するとグッド!
③.再度、消毒用エタノールを、畳が濡れた色になるまでしっかりスプレーします。
④.よく乾燥させて終了です。
この後に、防カビ剤をスプレーすると尚一層効果的です。
(畳が濡れ色になるまでスプレーし、よく乾燥させましょう。)
◎作業終了後のお手入れ方法
湿気を取ることが大切です。週に1,2度は、エアコン、除湿機等で、湿度を70%以下に下げましょう。
扇風機で部屋の空気を動かす(風邪を通す)のも有効です。
黒カビ取りの方法
■ 和紙表の手入れ方法&注意事項
◎通常のお手入れ方法
●畳表は防汚加工をしていますが、醤油やコーヒーなどの液体をこぼした場合は、乾いた布でただちに(2~3分の間)拭きとってください。その際、濡れ雑巾で強くこすらないでください。また、時間がたちますと汚れがしみ込み、落ちにくくなりますので、早めの処置をしてください。
●油分を含んだ汚れは、薄めた中性洗剤を布に含ませ、かたくしぼってから、強くこすらず拭き取ってください。
●月に一度程度、薄めた中性洗剤を布に含ませ、かたくしぼってから、タタミの目に沿って、軽く拭いて頂ければ、美しくなります。
●重い物や角張った物、キャスターのついた物をタタミの上に置く場合は、必ず当て物をしてください。当て物が無いと凹みます。
●タタミの上に置いた物を引きずらないでください。
物を引きずりますと表面にスリキズがつきます。
●掃除機はタタミの目に沿ってしっかりかけ、いつも清潔にして、風通しを良くしてください。万一カビが発生したら、水で薄めた漂白剤やアルコール系殺菌剤で軽く拭き取ってください。(塩素系漂白剤は使用しないでください。)
※ノズル式の殺虫剤はポリスチレンフォームを溶かす可能性がありますので使用しないでください。
◎汚れと痛みがひどくなった場合
●汚れは塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)を倍希釈して綿棒でシミ部分に塗ると、数分で脱色され、美しくなります。
●濡れ雑巾で強くこする行為は、決してしないでください。
●軽度の凹み跡やスリキズは、スチームアイロンや熱い蒸しタオルで蒸らすと、数分である程度復元できます。
●タバコなどの焼けこげなど痛みのひどい場合は、畳店にご相談ください。
補修は実費にてお受けいたします。
◎汚れ別の手入れ方法